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プロ写真家とアマチュア写真家の違い 2つのポイント(ニコンカレッジにて聞いてきました)

今回はプロ写真家とアマチュアの違いについて考えていきます。

プロの写真家とアマチュアの写真家の違いは何でしょうか?

新宿でニコンがカレッジを開講しているとの情報を得たので、早速受講してみました。

思いのほかフレンドリーな雰囲気で、気軽に質問できるので、自分の分からない部分をつぶしやすいですね。

ずっと聞いてみたかったプロとアマチュアの違いについて、プロのカメラマンに聞いてみました。

まず、すべて個人的な意見ですがと前置きした上で、答えてくれました。

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1.写真は道具(機材)についての違いはほとんどないのが特徴

確かに私のカメラの師匠は会社員ですが、ニコンの最高スペックの本体とレンズを揃えていますし、三脚と雲台も外国製の最高級品にしています。

逆にプロの方と撮影会とか行くと、それほどいい本体とかレンズではない場合もあり、その部分は納得できました。

では、いったい道具ではない部分で、プロとアマどこが違うのでしょうか?

2.そもそものスタンスの違いがある

プロは限られた時間と予算の中で、カタチにしていく。

アマチュアはどの分野にするか(なにを撮るか)決めて、時間も予算も制限なく、極端な場合には撮りたいものが撮りやすい環境に引っ越して撮影する場合もある。

そういった一つの分野において極めた知識などは到底プロでも及ばないし、アマチュアの人の方が詳しいものはたくさんある。

プロは自分のよく知らないものについてでも撮ってこいと言われ、それなりのカタチにしていかなくてはならない。

これはすごくよく分かりました。どの分野でもそうですよね。

私も会社員だった時に、時間とか予算とかマンパワーの制約の中で、どれだけ良いアウトプットを出せるかで吐きそうだったの思い出しました。

話をものすごくシンプルにすると、、

アマチュア:自分の撮りたいものを好きなだけ時間をかけて自分の納得いくまで追求していく。(一発ホームラン狙い)

プロ:限られたリソースの中で、自分の技術を出し切り、相手に納得してもらえるものを撮る。(シングルヒット狙い)

ここまで分かってくると、それなりに写真の技術がある人でもアマチュアで居続ける理由が見えてきます。

お金になるとかならないとかではなくて、自分の撮りたいものを追求し続けていくのは技術がプロ並みでも、アマチュアから出たくないだろうということです。

話をしてくれたプロの人も、アマチュアの方でもプロ以上の作品を出されるかたはたくさんいますよ。とサラッと言っていた。

これは面白かった。その言葉の裏には、色々と制約がある中でも自分はそれなりのもの出してきたよ、という良い意味でのプライドが見え隠れしていました。

もう一つどうしても聞いてみたかった、「写真の専門学校っていく必要あるのか?」「そこでは何を教わるのか?」という点についても聞いてみました。

快く答えてくれました。