知らなきゃ損!農家オススメ「ごはんを美味しく食べる方法」2.お米の保存方法と精米のタイミング
前回はお米をどこから買ったら良いかという記事を書きました。
今回はその続きで、農家の方に聞いた「お米の保存方法と精米のタイミング」について書いていきます。
単にお米を買って、普通に食べればそれでいいよという方は興味ないと思います。
お米を「嗜好品」のように時間もお金もかけてこだわって取り扱い、最高の美味しさを味わいたいという方向けです。
私はごはんと味噌汁の組み合わせが世界で最も好きなので、美味しいごはんが食べられるのであれば、お金も手間も惜しみません。ほぼ趣味の世界です。
Q1.買ったお米はどこに保存していますか?
ジロはこの話を聞くまで、単に、
直射日光の当たらない場所に密封して
置いていました。
この記事を読まれているあなたが、どのように保存されているか分かりませんが、
お米の保存について深く考えたことなんてない人が多いのではないかと思います。
農家の方の答えを聞いて、私は驚きました。(無知なだけかもしれませんが...)
A1.答えは、玄米の状態で冷蔵庫で保管です。
これには理由があり、
1.お米は15度以下で保存しておくと、品質が落ちづらいということが挙げられます。
※最適な温度は12度くらいが良く、さらに低い温度で保存しておけば、玄米の状態であれば2年くらいの保存に耐えられるとのことでした。
家にある冷蔵庫にお米入れるスペースなんてないよ、というのが私の率直な感想でした。
5kg、10kgのお米を都度購入して、消費している間は、お米の劣化や虫についてそれほど神経質になる必要はないかもしれません。
ただ、農家から30kg単位でお米を購入した場合、消費するのにそれなりに時間がかかりますよね。
その間に梅雨や夏場を迎えると、お米に品質が劣化したり、虫がついたりと悩みが出てくると思います。
実際に農家の方に見せていただいたのですが、30kgの玄米の袋をいくつも入れられる冷蔵庫が置いてあり、中に紙袋に入ったお米がたくさん保存してありました。
通常の住宅事情では、そんな広いスペースがあるはずもありませんよね。
家庭用の保冷米びつとしては、このような商品もあります。
農家の方の話では、わざわざ保存米びつを買うほどではない5kg、10kgのお米でも冷蔵庫に入れておくと美味しさが保たれると話していました。
Q2.精米するタイミングは?
お米を嗜好品として扱わないのであれば、精米するタイミングなんて考えないと思います。
大抵のお米は既に精米してスーパーなどに置いてあるからです。
では、この記事をここまで読んで下さっているもの好きな方に質問です。
玄米から白米に精米した場合、美味しさが保たれるのはどのくらいの期間だと思いますか?
答えは、冬場であれば20日間、夏場は1週間から10日くらいです。
これってよく考えると短くないですか?
スーパーで売っているお米、既に精米してありますよね?
ということは、美味しさが保たれる期間がどんどん過ぎてしまっている状態で売られているということになりますよね。
もし、スーパーでお米を買う場合には、
精米日からできるだけ日が経過していないものを選びましょう
このことが最も簡単に美味しいお米を食べるための秘訣かもしれません。
では、お米嗜好家としては美味しくお米をいただくためにどうしたら良いでしょうか?
A2.答えは、自分の食べるタイミングで精米することです。
今の機械は何分付きでもご自身のお好みに合わせて精米できます。
何分付きが良いかはそれぞれのご家庭で好みもあるかと思いますので、
何分付きでなければならないということはないと農家の方も言っていました。
ちなみにですが、ジロ家では7分付きで頂いております。
今回、ご紹介したお米を15度以下で保存し、ご自身の食べる直前に精米する。
これだけで、これまで食べていたお米は間違いなく1ランクは美味しくいただけることと確信しています。
次回は、農家の方にお聞きした「お米の美味しい炊き方」について書いていきたいと思います。